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タクティールスイッチとは

 

タクティールスイッチの基本

「確かなクリック感」が電子機器の操作性を向上させるスイッチ

車載機器、カメラ、OA機器、産業機器、医療機器など、私たちの身の回りには数多くの電子機器があります。
それらの操作において、「押したことが指先で分かる」という感覚は、快適な操作性や誤操作防止に欠かせない要素です。
その操作感を実現している代表的な電子部品が”タクティールスイッチ(Tactile Switch)”です。
タクティールスイッチは、小型でありながら確実なクリック感を提供できるスイッチとして、多くの電子機器で採用されています。

 

タクティールスイッチの構造

タクティールスイッチとは、ボタンを押した瞬間にクリック感(触覚フィードバック)が得られる※モーメンタリスイッチです。
押している間だけONとなり、指を離すと元の状態へ戻ります。
内部には金属製ドーム(メタルドーム)や板ばねなどが組み込まれており、一定以上の荷重が加わると反転して接点が導通します。
この瞬間に「カチッ」という感触が発生するため、ユーザーは目で確認しなくても操作を認識できます。
※モーメンタリスイッチとは、ボタンを押している間だけ接点状態が変化し、操作をやめると自動的に元の状態へ戻るスイッチです。

  • タクティールスイッチの内部構造

    一般的なタクティールスイッチは次の部品で構成されています。

    カバー
    プランジャ(押しボタン)
    メタルドーム(反転ばね)
    ベース
    固定接点
    端子

    非常にシンプルな構造ですが、
    メタルドーム(反転ばね)の性質、形状
    接点構造・ストローク
    これらの組み合わせにより、押し心地は大きく変化します。 

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  • メタルドーム(反転ばね)とは?

    タクティールスイッチの心臓部がメタルドームです。
    操作荷重が一定値になると反転し、この瞬間
    導通
    クリック感
    クリック音
    が発生します。

    メタルドームの材質・板厚・直径・曲率によってフィーリングは大きく変化します。

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タクティールスイッチの押し心地は何で決まる?

操作荷重(Operating Force)

操作荷重とはスイッチを作動させる為に必要な押す力の事です
軽すぎる→誤操作しやすい
重すぎる→疲れる
用途ごとに最適値があります。


ストローク

ストロークとはスイッチを押したときに押しボタンが動く距離の事です
ストロークが長い→押した感が強い
ストロークが短い→高速入力向き


クリック率(Click Ratio)

クリック率とはスイッチを押したときに感じるクリック感の強さを示す数値の事です。
クリック率=(ピーク荷重−ボトム荷重)÷ピーク荷重×100
クリック率が高いほど「カチッ」とした感触になります。

  • F-S曲線(操作荷重、ストローク曲線)とは?

    縦軸・・・操作荷重
    横軸・・・ストローク
    これを見るだけで、操作荷重、ストローク、クリック率等の動作特性が分かります。

    神明電機では用途に合わせて最適なF-S曲線(押し心地)をご提案します。

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タクティールスイッチが選ばれる理由

1.明確なクリック感

押したことを指先で確認できるため、誤操作を低減できます。
特に車載機器や産業機器では、安全性向上にもつながります。

2.小型・薄型設計

近年の電子機器は小型・薄型化が進んでいます。
タクティールスイッチは限られたスペースでも実装でき、高密度実装に適しています。

3.長寿命

製品によっては数十万回から数百万回の操作寿命を実現できます。
頻繁に操作される機器でも安心して使用できます。


4.実装しやすい

表面実装(SMD)タイプや挿入実装タイプなど、多様な実装方法に対応しています。

タクティールスイッチの主な用途

  • 1.車載機器                  シフト・ステアリング周辺、センターコンソール

  • 2.民生機器                  カメラ、オーディオ、リモコン

  • 3.OA機器                   プリンター、複合機、POS端末

    車のシフトレバー検知
  •                    4.産業機器                  制御盤、操作パネル、FA機器

  •                    5.医療機器                        各種操作パネル、分析装置、検査装置

タクティールスイッチ選定時のポイント

製品選定では以下の項目を確認することが重要です。
操作荷重
ストローク
クリック率
接触抵抗
定格電流・電圧
操作寿命
使用温度範囲
防水性能
実装方法
実装スペース
用途に応じて最適な仕様を選定することで、製品全体の品質や操作性の向上につながります。

神明電機のタクティールスイッチ

神明電機では、多様な用途に対応したタクティールスイッチを開発・製造しています。
車載機器で求められる高い信頼性をはじめ、民生機器、産業機器、OA機器など幅広い分野で培った技術を活かし、お客様のニーズに合わせた製品をご提供しています。
また、標準品だけでなく、操作荷重、ストローク、クリック感、端子形状、実装方法など、お客様のご要望に応じたカスタム対応も承っています。
製品の小型化、高耐久化、高信頼性など、お客様が求める仕様に合わせたご提案が可能です。


タクティールスイッチに関するご相談はお気軽にお問合せ下さい

神明電機では、長年にわたり各種スイッチの開発・製造を行ってきました。
クリック感、操作荷重、ストロークなど、お客様が求める操作フィーリングを実現するため、設計段階から最適な仕様をご提案いたします。
また、標準品だけでなく、お客様専用のカスタム設計にも対応しています。
車載機器、カメラ、OA機器、産業機器、医療機器など幅広い分野で培った技術を活かし、高品質・高信頼性のタクティールスイッチをご提供いたします。

標準品の選定からカスタム設計まで、タクティールスイッチに関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

 

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