ソレノイドご使用上の注意
ソレノイドのご使用するにあたりまして、机上で考えられない不側の事故が発生することがあり、信頼性の面からも実使用状態での品質確認をお願い致します。
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一般的な取扱い
a)初期特性を維持するために大きな衝撃を与えないように配慮ください。
b)規格以上の電圧、電流でのご使用は絶対にお避けください。
c)使用定格範囲が規制されている場合は規格内でのご使用をお願い致します。
d)極性指定のあるものはコイルの極性(+-)にご注意下さい。
e)使用周囲温度が規格外でのご使用はお避け下さい。
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接点の保護
DCソレノイドを動作させる制御用の接点には、開閉の際にスパークを生じ接点の磨耗、ノイズ障害等を起こすことがありますので、それぞれの用途に合った保護回路の挿入をおすすめ致します。回路例
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コイルの電蝕
高温高湿の雰囲気で、ケースをアース接続して使用する場合、接続の方法によっては電蝕により断線することがありますので次の点に御注意下さい。a)電源の+側をアースして下さい。
b)電源の+側をアースできない場合、又は止むを得ず電源の-側をアースする場合は、電源の+側にスイッチを入れコイルを-側にして下さい。
c)電源の-側をアースし、かつ-側にスイッチを入れることは、お避け下さい。
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保管について
ソレノイドの保管保証期間は未開封状態で6ヵ月です。環境温度10~35℃、環境相対湿度20~80%で結露が無く、直射日光が当たらない環境下で保管下さい。
包装開封後は速やかにご使用下さい。包装開封後に保管が必要になる場合は、ポリ袋等に入れ密閉するなど適切な防湿、防ガスの処置をした上で、環境温度10~28℃、環境相対湿度20~80%RHにおいて、硫化ガス発生源(段ボール/ゴム製品など)の近くを避けて保管し、3日以内でご使用下さい。高温多湿環境下での長期保管は、銀めっき端子の酸化及び硫化皮膜形成によるはんだ付け性の低下や、金属部品の酸化、サビなどが発生する恐れがありますのでご留意ください。
